2013年12月22日日曜日

2013.12.21 第4回研究会のお知らせ

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12月22日 情報追記
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第4回研究会は12名のご参加を得て、無事に終了いたしました。
次回、第5回研究会は2014年4月19日(土)で、会場は同じく大阪工業大学を予定しております。

外国語教育に利用できるツールの実践事例や独自開発によるソフトウェアなど、当日ご提供いただける話題等がありましたら こちらのフォーム からお知らせ下さい。

なお、第4回研究会でご発表いただいた 清原文代先生(大阪府立大学)による「iPadで音声入り電子書籍(EPUB)を作る」の発表スライドがこちらで公開されております。是非ご覧下さい。

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12月17日 情報追記
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本日現在、12名が参加予定です。会場の収容人数には十分な余裕があります。
是非お誘い合わせの上、お越し下さい。(第3回は13名の参加がありました)

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12月16日 情報追記
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研究会プログラムは以下のような方向で固まりつつあります。
各発表への割り当て時間が少し変更になりました。

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*** 第1部:研究会プロジェクト ***
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13:00〜13:30
題目:新規プロジェクト『外国語授業支援のためのアプリ・ソフト類のアーカイブ作成および教具・ツール類の開発』に向けて
概要:現段階での企画状況を参加者全員で共有し、具体的な作業計画の策定と、参加者が利用するアプリ・ソフト類について情報交換を行う。(この議論が13:30までに終了しない場合は最終発表のあとに継続して行う。)

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*** 第2部:ツール紹介 ***
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13:30〜(繰り上げ開始あり、関連ツールなどのディスカッションを含め50分以内)
発表者:清原文代(大阪府立大学)
題目:「iPadで音声入り電子書籍(EPUB)を作る」
概要:EPUBは電子書籍の実質的世界標準といえる規格である。EPUB3ではマルチメディアファイルの埋め込み、メディアオーバーレイ(音声の再生と同期してテキストがハイライト表示される)といった仕様が追加され、外国語学習教材を作成する道が開けた。しかし、EPUB3はあくまで規格であって、その制作ソフト閲覧ソフトの実装、特に教員が扱いやすい制作ソフトはまだ十分とはいえない。本発表で紹介するCreative Book BuilderはiOSアプリでありながら、本格的なEPUB作成ソフトで、マルチメディアの埋め込み、選択問題の挿入など多機能で、メディアオーバーレイの作成にも対応している。
Creative Book Builder
http://getcreativebookbuilder.blogspot.jp

14:20〜(繰り上げ開始あり、関連ツールなどのディスカッションを含め50分)
発表者:神谷健一(大阪工業大学)
題目:「Phrase Reading Worksheet作成ツールの応用事例と実践事例」(1)応用事例:中国語への対応に向けて (2)実践事例:外国語授業でどういう使い方ができるか?
概要:発表者(兼・開発者)は過去10年以上にわたってPhrase Reading Worksheet作成ツールを利用してきている。本発表の目的は2つある。1つはこのたび応用事例として開発に着手した中国語教材作成への対応および機能追加についてご参会の方々のご意見を伺うこと、そしてもう1つはこれまでの開発コンセプトの紹介と英語授業での発表者の実践事例を紹介し、新しい応用方法に向けての意見を頂戴することである。
Phrase Reading Worksheet作成ツール
http://dl.dropboxusercontent.com/u/14905265/prw/prw.html

【休憩:上記2件の繰り上がり時間が大きい場合は2件についての総合ディスカッションの時間を設ける。】

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*** 第3部:話題提供とフリーディスカッション ***
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15:15〜15:45 ディスカッションリーダー:山本勝巳(流通科学大学)
テーマ:「隣の芝生(デスクトップ)は何色? -ちょっと小粋なユーティリティ-」

15:50〜16:20 ディスカッションリーダー:難波康治(大阪大学)
テーマ:「動画作成およびアーカイブツール」

16:25〜16:55 ディスカッションリーダー:角南北斗
テーマ:「日本語語彙学習サイトへの機能追加 -学習者観察のヒントより-」

17:00〜 全体討論、流れ解散、忘年会へ移動

18:30〜 梅田付近で忘年会(参加者に別途連絡)

・過去の研究会の案内 http://fletdev.blogspot.jp をご覧いただき「これは面白そう!」と思っていただける方であれば、初参加の方も含め、どなたも歓迎いたします。
・参加費は無料です。参加ご希望の方はこちらのフォームにご記入下さい。

(以下の更新情報もご覧下さい。)



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12月9日 情報追記
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本日現在、9名が参加予定です。(第3回は13名の参加がありました)

引き続き発表またはディスカッションのための話題提供を受け付けております。
(12/16にて締め切りました。)

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12月8日 情報追記
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ご参加予定の方からディスカッションのテーマをお寄せ頂きましたので、プログラムに以下の内容を追加いたします。

・動画作成およびアーカイブツールに関するディスカッション

外国語教育分野に応用できる教育工具およびその利用に関するノウハウの蓄積も本研究会の目指すところです。皆さんのご参加をお待ちしております。

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12月7日 情報追記
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以下、プログラム案を掲載しますが、これまでの研究会と同様、5分の提案に対して30分以上議論するといった形でも全く問題ない研究会であって構わないと思っていますので、繰り上げ実施ありの「ゆるいプログラム」で実施します。

13:00〜13:30(目安)
題目:新規プロジェクト『外国語授業支援のためのアプリ・ソフト類のアーカイブ作成および教具・ツール類の開発』に向けて
概要:現段階での企画状況を参加者全員で共有し、具体的な作業計画の策定と、参加者が利用するアプリ・ソフト類について情報交換を行う。(この議論が13:30までに終了しない場合は最終発表のあとに継続して行う。)

13:30〜(繰り上げ開始あり、関連ツールなどのディスカッションを含め1時間以内)
発表者:清原文代(大阪府立大学)
題目:「iPadで音声入り電子書籍(EPUB)を作る」
概要:EPUBは電子書籍の実質的世界標準といえる規格である。EPUB3ではマルチメディアファイルの埋め込み、メディアオーバーレイ(音声の再生と同期してテキストがハイライト表示される)といった仕様が追加され、外国語学習教材を作成する道が開けた。しかし、EPUB3はあくまで規格であって、その制作ソフト閲覧ソフトの実装、特に教員が扱いやすい制作ソフトはまだ十分とはいえない。本発表で紹介するCreative
Book BuilderはiOSアプリでありながら、本格的なEPUB作成ソフトで、マルチメディアの埋め込み、選択問題の挿入など多機能で、メディアオーバーレイの作成にも対応している。
Creative Book Builder
http://getcreativebookbuilder.blogspot.jp

14:40〜(繰り上げ開始あり、関連ツールなどのディスカッションを含め1時間以内)
発表者:神谷健一(大阪工業大学)
題目:「Phrase Reading Worksheet作成ツールの応用事例と実践事例」(1)応用事例:中国語への対応に向けて (2)実践事例:外国語授業でどういう使い方ができるか?
概要:発表者(兼・開発者)は過去10年以上にわたってPhrase Reading
Worksheet作成ツールを利用してきている。本発表の目的は2つある。1つはこのたび応用事例として開発に着手した中国語教材作成への対応および機能追加についてご参会の方々のご意見を伺うこと、そしてもう1つはこれまでの開発コンセプトの紹介と英語授業での発表者の実践事例を紹介し、新しい応用方法に向けての意見を頂戴することである。
Phrase Reading Worksheet作成ツール
http://dl.dropboxusercontent.com/u/14905265/prw/prw.html

15:50〜(繰り上げ開始あり、関連ツールなどのディスカッションを含め1時間以内)
【発表者募集中】発表希望がなければ参加者全員が普段の取り組みについて1人3分程度の提案と全体ディスカッションを行う。

17:00〜 ディスカッション、流れ解散、忘年会へ移動

18:30〜 梅田付近で忘年会(参加者に別途連絡)

上記の通り、ディスカッションを含めた発表枠が1つ空いています。複数の方で分割してご発表頂いても構いません。先着順で受付しますが、希望者が多い場合は別途調整させていただきます。発表を希望される方は以下の参加申込みフォームにご記入下さい。

ディスカッションが中心の研究会ですので、研究発表ではなく話題提供・ご意見伺いという形で構いません。配布資料のご準備等もお任せします。ツール等の実演にはプロジェクタ・ネットワーク接続がご利用いただけます。

今後の更新情報はすべてこのブログ記事にて行います。適宜ご参照下さい。


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12月2日 情報追記
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・会場は大阪工業大学(大宮学舎)1号館10階 知的財産学部会議室(第3回の会場と同じ、第1回・第2回の会場の隣)で決定しました。

・開催時間は13:00〜17:00ですが、過去の傾向からはエンドレスで議論が続く気配がありますので、会場は18:00まで確保しています。また、18:30頃から梅田周辺で忘年会も企画します。(参加申込みをいただいた方に別途ご連絡します。研究会不参加で忘年会のみ参加ご希望の方はその旨、参加フォームにお書き添え下さい。)

・参加費は無料です。参加ご希望の方はこちらのフォームにご記入下さい。

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12月1日 新規投稿
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・12月21日(土)13:00〜17:00に大阪工業大学(大宮学舎)にて第4回研究会を開催いたします。会場等は決まり次第、改めてご案内します。

・2014年度から発足予定の研究プロジェクト『外国語授業支援のためのアプリ・ソフト類のアーカイブ作成および教具・ツール類の開発』について現段階の企画を参加者の皆さんと共有し、具体的な作業計画の策定と、参加者の皆さんがお使いのアプリ・ソフト類について情報交換を行う予定です。

・第1回〜第3回の研究会と同様、外国語教育工具に関するフリーディスカッションの時間を多めに取りますが、開発成果などの紹介をしたい!他の方々からの意見を聞きたい!というご要望がおありでしたら、15分〜30分程度の発表枠も用意しますので、以下の参加フォームにその旨お書き添え下さい。以下のような観点でのご発表を歓迎します。
  • 開発者によるショーケース形式での発表
  • 開発者による、こんなツールを作りたい!
  • 原作者として、こんなツールがあったらいいな!
  • 実践者として、ツールを使った授業を考えました!
・過去の研究会の案内 http://fletdev.blogspot.jp をご覧いただき「これは面白そう!」と思っていただける方であれば、初参加の方も含め、どなたも歓迎いたします。

・参加費は無料です。参加ご希望の方はこちらのフォームにご記入下さい。

2013年9月8日日曜日

2013.9.9 第3回研究会のお知らせ

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9月8日 更新
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・いよいよ開催前日となりました。13名が参加予定です。話題提供も含め、飛び入り参加も歓迎します。
・新規プロジェクトの企画と、英語教育、中国語教育、日本語教育関連で5件の話題提供が予定されています。

プロジェクト企画
・外国語授業支援のためのアプリ・ソフト類のアーカイブ作成および教具・ツール類の開発

話題提供
・日本語教育のe-learningポータルサイトの開発
・英語プレゼン授業の学習成果化可視化につながる動画まとめWebサービス
・留学生への日本語教育のためのLMS/SNS統合型簡易コミュニケーションシステム
・中国語教育におけるワンコンテンツ・マルチユースに基づく実践的教材共有のモデル化
・Phrase Reading Worksheet作成ツールを活用した教材の新展開に向けて

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8月22日 更新
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・研究会会場は前回・前々回の隣の部屋(大阪工業大学(大宮学舎)1号館10階、知的財産学部会議室)に変更します。広い会場を確保できました。
・現在調整中の方を含め、10名の方から参加のご連絡をいただいています。まだまだ収容可能です。初めての方も是非ご参加下さい。
・参加ご希望の方は以下の記載内容をお読みいただき、ご連絡下さい。
・研究プロジェクト『外国語授業支援のためのアプリ・ソフト類のアーカイブ作成および教具・ツール類の開発』(仮称)に関する概要(案)について、本研究会の中心メンバーの間で少しずつまとまりつつあります。9月9日の研究会で細かい部分についての具体的な検討を行いますが、当日欠席される方でもこのプロジェクトに参加されたい方がいらっしゃいましたらお知らせ下さい。

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8月16日 更新
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・参加予定者は現在調整中の方も含め、既に9名の方からご連絡いただいています。このうち第3回からの新規参加者が5名で、主催者の神谷が初めてお会いする方もいらっしゃるようです。どなたも歓迎いたします。以下のリンク先からご連絡ください。
・既に私の研究室のキャパを超える見込みですので、会場は別途手配いたします。決まり次第、こちらの記事でもご案内いたします。
・参加予定者の方々との調整を行った上でプログラムの詳細版を作ります。8月末頃に改めてご案内いたします。

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8月14日 以下の内容を新規投稿
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来る9月9日(月)に第3回 外国語教育工具開発研究会(外国語授業で使える教育工学ツール・教具開発者の会)(仮称)を開催いたします。

日時 2013年9月9日(月)13:00〜17:00
 (毎回議論が白熱して予定時間を超過しますので、今回は開始時間を早めます。)
会場 大阪工業大学(大宮学舎)1号館10階 神谷講師室 知的財産学部会議室
 (参加人数により変更の可能性があります)
参加費 無料

参加申込、お問い合わせ等はこちらからご連絡ください。
(オブザーバーとしてのご参加も歓迎します。)

または以下の連絡手段もご利用いただけます。
メール: kamiya[at]ip.oit.ac.jp
Twitter:@kmyken1 (https://twitter.com/kmyken1)
Facebook: @kmyken1 (https://www.facebook.com/kmyken1)

第3回研究会では第1回・第2回研究会と同様、ご参会の方々からのショーケース形式での発表に加え、平成26年度より開始予定の研究プロジェクト『外国語授業支援のためのアプリ・ソフト類のアーカイブ作成および教具・ツール類の開発』(仮称・期間は3年間を予定)についての検討を開始します。この研究プロジェクトに参加をご希望の方々は是非ご参加下さい。(ご都合により研究会への参加が困難な方でも特にご希望の場合は別途ご連絡いただくことで研究プロジェクトにご参加いただけます。)

この企画に関しては本記事の末尾をご覧下さい。

9/9 当日のプログラム(時間は目安、途中休憩あり)
13:00〜
・新規参加者の自己紹介
・第1回・第2回研究会の振り返り
・新規参加者から第1回・第2回参加者への質問とディスカッション
・各メンバーが現在取り組んでいるテーマを紹介
13:30〜
・研究プロジェクト『外国語授業支援のためのアプリ・ソフト類のアーカイブ作成および教具・ツール類の開発』(仮称)についてディスカッション
15:00〜
・開発者によるショーケース形式での発表(第3弾)
・開発者による、こんなツールを作りたい!(新企画 ※前回発表者なし)
・原作者として、こんなツールがあったらいいな!(新企画  ※前回発表者なし)
・実践者として、ツールを使った授業を考えました!(新企画  ※前回発表者なし)
・ディスカッション

会場案内
大阪市旭区大宮5-16-1 大阪工業大学(大宮キャンパス)

会場へのアクセス http://www.oit.ac.jp/japanese/access/img/oit_access.pdf
バス利用の場合:大阪駅前から市バス34 号系統守口車庫前行き(赤2番のりば)
http://kensaku.kotsu.city.osaka.lg.jp/bus/dia/jikoku/jikoku034495.html
「中宮」(大阪工大前)まで約20分
下車後、高架に沿って左手に進むと徒歩2分ほどで正門前に出ます。正門をくぐって左の1号館の中央のエレベーターで10階へ、フロア中央に研究会場の神谷講師室があります。(会場変更の場合は事前にお知らせします)

その他の経路(上記アクセスマップをご利用ください)
地下鉄 千林大宮(谷町線)または太子橋今市(谷町線・今里筋線)から徒歩12分
京阪 千林から徒歩20分



研究プロジェクト『外国語授業支援のためのアプリ・ソフト類のアーカイブ作成および教具・ツール類の開発』(仮称)に関する概要(案)


【研究の目的と意義】
 本研究プロジェクトでは近年増加傾向にある外国語教育に活かすことができるパソコン用ソフトウェアやe-learningツール類、モバイルデバイス、アプリ類の電子教材をどのように授業の中に組み込むか、また授業で効果的に利用する方法について、これらを普段から率先して利用している教育実践者の経験と知見をナレッジデータベースとしてまとめ、これらを教育現場で利用する経験の浅い教育関係者および学習者に対して情報を提供するとともに、学術的な観点から学習効果等を検証することを目的とする。また、外国語授業支援に利用できるアプリ・ソフト類の開発・利用動向を分析しながら、これまで開発が行われていないジャンルの外国語教育工具を次世代のデジタル教具として開発し、その成果の公開を目指す。
 教育工学の考え方の一つに、授業実践者の普段の取り組みの中で「エクスポートできるものはエクスポートする」というものがある。これは授業実践において経験を積んでいる者の暗黙的な知見を記述し、教育活動の「見せる化/見える化」を行うというものである。こうした考え方は他の授業者、とりわけICT活用型ツール類を利用した教育活動の経験が浅い実践者への刺激となる可能性があり、従来の授業形態では困難であった新たな教育活動の提案につながる可能性を秘めている。

【プロジェクト構成員と研究の展望】
 本研究プロジェクトは電子語学教材および教育工具の開発に関心をもつ外国語教育従事者によって構成される。また、英語以外の外国語教育に従事する教員も含み、各言語に特化した教育改善のみならず言語の壁を越えてどの言語教育でも共通して利用することができる枠組みの方向性を見出すことを目指す。
 日本国内における外国語教育ツール等の開発状況は学習者人口を考慮するならば致し方ないことであるが、現状は英語教育に特化したものが非常に多く、一部の先端的な取り組みを除けば英語以外の外国語教育においてICT活用型教育が広まりにくいという問題があるように感じられる。この解決は一朝一夕に可能となるわけではないが、英語教育における様々なノウハウを記述し、英語以外の外国語教育の現場でも応用できるような状況を整え、英語以外の外国語教育について海外のICT活用型教育の現状を調査するとともに、必要に応じて英語以外の外国語にも対応可能なアプリやツール類を開発していくことで、英語教育を含む外国語教育(当然ながらここには日本語教育もその視野に含まれるであろう)全体の改善にも資する研究プロジェクトとして発展できる可能性がある。

【研究計画】
 本研究課題は3年間の計画で実施され、各年度の活動報告は電子書籍形式での刊行を検討している。
 平成26年度はプロジェクト構成員はそれぞれの立場から既存のアプリ・ソフト類を利用した実践事例の記述に努め、国内外のデジタル教具の利用事例の収集を行い、これまで開発が行われていない学習者支援ツール・教員支援ツールについても分析を行う。
 平成27年度はプロジェクト構成員をプログラミングを伴う外国語教育工具の開発スキルの有無によって2つのチームに分割し、開発可能なメンバーは初年度の調査活動で未開拓であると判断された領域を補完する開発を行いながら、これらによって教育活動がどのように改善されるかという観点から提案を行う。また、非開発メンバーについては新たに登場するツール類について引き続き利用事例の収集と記述を行う。両チームで収集した情報は構成員全員で全て共有し、記述内容の精査を行いながら、さらなる応用可能性や発展可能性についても意見交換を行っていく。
 平成28年度は2つのチームの研究を総括するとともに、学会シンポジウム等の形式で外国語教育メディアの実践的な教育利用における新たな展望に向けた提言を行う。

2013年6月21日金曜日

2013.6.22 第2回研究会のお知らせ

来る6月22日(土)に第2回 外国語教育工具開発研究会(外国語授業で使える教育工学ツール・教具開発者の会)(仮称)を開催いたします。

日時 2013年6月22日(土) 14:00〜17:00
会場 大阪工業大学(大宮学舎)1号館10階 神谷講師室
(参加人数により変更の可能性があります)
参加費 無料

参加申込、お問い合わせ等はこちらからご連絡ください。
(オブザーバーとしてのご参加も歓迎します。)

または以下の連絡手段もご利用いただけます。
メール: kamiya[at]ip.oit.ac.jp
Twitter:@kmyken1 (https://twitter.com/kmyken1)
Facebook: @kmyken1 (https://www.facebook.com/kmyken1)


6月21日現在、以下の方々から参加申込をいただいています。(敬称略、手動で随時更新)

氏名(所属)
提供予定の話題(発表テーマ)
神谷 健一
(大阪工業大学)
・不規則動詞変化形提示ツール
木村 修平
(立命館大学)
・USTREAMを使った補講コース
・動画ポートフォリオサイトの試作品
近藤 雪絵
(立命館大学)
清原 文代
(大阪府立大学)
・iPhone用の中国語聞き取り練習教材、及び中国語音声認識を使用した発音練習教材 ーFileMaker Goを使用してー
・Web教材への窓口としての電子書籍 ー電子書籍作成プラットフォーム「パブー」を使用したPDF、EPUB、mobiの作成ー
増村 洋彰
(株式会社リオス)
・通常講義室での授業支援 ー携帯端末の用途と課題ー
今尾 康裕
(大阪大学)
・CasualTranscriber
森 真幸
(大阪大学)
・ipad辞書に仏和辞書を追加(構想)
・IPEditorの改変(構想)
山本 勝巳
(流通科学大学)
古賀 友也
(早稲田大学 院生)

(提供予定のネタはないけど、とりあえず参加だけ!も大歓迎です。)


当日のテーマ(時間は目安、途中休憩あり)
14:00〜
・新規参加者の自己紹介
・第1回研究会を振り返る
・新規参加者から第1回参加者への質問とディスカッション
15:00〜
・開発者によるショーケース形式での発表(第2弾)
・開発者による、こんなツールを作りたい!(新企画)
・原作者として、こんなツールがあったらいいな!(新企画)
・実践者として、ツールを使った授業を考えました!(新企画)
・ディスカッション
16:30〜
・夏以降の具体的な活動計画について

会場案内
大阪市旭区大宮5-16-1 大阪工業大学(大宮キャンパス)

バス利用の場合:大阪駅前から市バス34 号系統守口車庫前行き(赤2番のりば)
「中宮」(大阪工大前)まで約20分

下車後、高架に沿って左手に進むと徒歩2分ほどで正門前に出ます。正門をくぐって左の1号館の中央のエレベーターで10階へ、フロア中央に研究会場の神谷講師室があります。(会場変更の場合は事前にお知らせします)

その他の経路(上記アクセスマップをご利用ください)
地下鉄 千林大宮(谷町線)または太子橋今市(谷町線・今里筋線)から徒歩12分
京阪 千林から徒歩20分

2013年6月9日日曜日

2013.3.19 第1回研究会 議論のまとめ


第1回研究会では以下のような議論がありました。(文中敬称略です。)

参加者:8名
神谷健一(大阪工業大学)後藤一章(摂南大学)森真幸(大阪大学)
木村修平(立命館大学)今尾康裕(大阪大学)田原憲和(立命館大学)
藤村敬次(株式会社国際コミュニケーション研究所)増村洋彰(株式会社リオス)

自己紹介と関連キーワード
神谷:ファイルメーカーによる開発
後藤:コーパスを使った情報抽出、コロケーション、テキスト処理
森:コンピュータグラフィックス、CALL、中国語学習用ツール
木村:ICTと英語教育を同時に
田原:ドイツ語教育用ツール
藤村:英語研修、アイデアを外部委託で
増村:パソコン教室や大学の情報処理システム、データベース、e-learning
今尾:言語テスト、Macのソフト開発、コンコーダンスソフト等の開発

神谷より趣旨説明と活動計画
・既存のシステムではなく何か新しいシステムを作りたい、「(既存のシステムで)授業実践して効果があった」にとどまらない研究
・新しい語学教育のモデルと開発者の横のつながりをつくる
・開発者、原作者、実践者
・授業実践者の普段の取り組みの中でエクスポートできるものはエクスポートする、教員のノウハウを共有するための条件整備の記述
・学習者支援型ツールと教員支援型ツール
・外国語教育でこういうニーズがあるんだけど、こういうツールって開発できないか?

参加者間の質疑応答・ディスカッションで扱われた話題
・CasualConcについて(今尾)
・ティーチングポートフォリオについて(木村・田原)
・授業で使うコンピュータソフトのあり方(後藤・神谷)
・語彙学習に特化したシステム(藤村)
・オンラインだがメンバー内で共有する仕組み(増村)
・教員のICT活用レベル(木村)
・実装前のモデルで止まってしまう研究、実用までの「今後の課題」が何十年もかかりそうな開発(神谷)
・CALL教室をこれからどうしていくか、BYODの考え方(森・木村)
・ネットアカデミーやシステムの効果(木村・森・増村)
・モバイルかPCか(藤村・今尾)
・モバイルアプリ開発の際に問題となる年齢制限(森)
・iOSかアンドロイドか(今尾)
・システムの互換性(木村・今尾)
・ユーザー認証の問題(森・木村)

開発者によるショーケース発表と関連ディスカッション
【今尾】
・論文を書く時の英語表現を探すためのコンコーダンスソフト CasualConc
・学習者コーパスの利用
・開発言語と処理速度
・教材作成の際の文字起こし支援ソフト
・統計ソフトRにGUIをつける

【森】
・ほうれん草ブタのCG、映像制御とオーサリングツール
・言語教育に特化したLMSのWebOCM/Web4u
・テキスト、音声、画像、動画による語彙情報が表示可能なマルチメディア辞書
・中国語辞書 tOCM Lite
・データは内部に置くか、外部に置くか

【木村】
・発信型英語教育とICT教育
・BYOD(Bring Your Own Device)による書斎、知的生産空間としてのパソコン
・教育支援ソフトの3つのレイヤー:現場フロントエンド用、中間利用、バックヤード用(プロ専用)
・フロントエンドとしてのTwitter
・スポ健ナビ、学生の英語プレゼンのアーカイブとポートフォリオ化
・バックヤード用ソフトとしてのLangDraw 3の開発と拡張
・MOOCの時代と小規模な動画利用教育

【田原・神谷】
・ドイツ語動詞変化形提示ツールの利用
・モバイルアプリへの応用
・7言語に対応した動詞変化形ツール
・4択問題作成ツールとデータの多目的利用
・試験問題の著作権について
・テスト理論と試験問題の公開
・シンプルなインターフェイス

【後藤】
・テキストに品詞情報をつけることができるGoTaggerについて
・細かすぎる品詞タグを教育用に応用するためには?学生目線、学校文法の観点からみた構文解析
・LangDraw 3とのコラボは可能か?

今後の展望
・メーリングリストを開設する?
・研究会の名前は?(保留)外国語教育ツール開発研究会?
・研究会の目的をはっきりさせてから名称も
・開発者目線で見た時の外国語教育改善のためのツールの方向性は?
・いま、ICTを活用した外国語教育工具の周辺には何があるのか?特に開発者の立場から

2013年3月11日月曜日

2013.3.19 第1回研究会(キックオフミーティング)のお知らせ

仮称ですが、「外国語教育工具開発研究会(外国語授業で使える教育工学ツール・教具開発者の会)」を新たに立ち上げることにしました。このキックオフミーティング(第1回研究会)を2013年3月19日に大阪工業大学(大宮キャンパス)で行います。

参加費は無料です。なお、3月10日現在で9名の参加申し込みをいただいております。

参加申し込み、お問い合わせ等は以下のいずれかでお願いします。

メール: kamiya[at]ip.oit.ac.jp
Twitter:@kmyken1 (https://twitter.com/kmyken1)
Facebook: @kmyken1 (https://www.facebook.com/kmyken1)

本研究会の構想と第1回研究会のプログラム、会場アクセス等をまとめた資料はこちらからダウンロードできます。(PDF資料)

以下、この資料と同一内容を掲載しておきます。

ごあいさつ
近年、外国語教育に活かすことができるパソコン用ソフトウェアやe-learning ツール類、モバイルデバイス、アプリ類、電子教材が増加傾向にあります。これらを外国語授業の中にどのように組み込むか、どのように授業を改善するかという観点を中心軸に据え、特に開発や実践に関心がある教員・研究者が意見交換を行いながら新たな開発や実践につなげて行くことを目的とする研究会を立ち上げることになりました。具体的には以下の1つ以上に関心がある方々に特にご参加いただきたいと願っています。

—(開発者として)既存のツールではなく、何か新しいものを作りたい
—(原作者として)自分のアイデアを取り入れたツール類を開発してもらいたい
—(実践者として)新たに開発されたツール類を使った授業展開を工夫したい

教育工学の考え方の一つに、授業実践者の普段の取り組みの中で「エクスポートできるものはエクスポートする」というものがあります。本研究会では外国語授業のための教育工学ツールを使った授業のあり方や、授業のどのタイミングで何をどのように使うかという観点からの記述(エクスポート)活動を推進し、開発者・原作者・実践者が協力してツール類を利用した授業実践の「見える化/見せる化」に取り組みながら、他の授業者にもよい刺激を与えていくことを目指します。こうした考え方はティーチングポートフォリオの観点からも今後、ますます注目されることでしょう。

本研究で扱うICT活用型ツールは学習者支援ツールと教員支援ツールの両方を対象とします。学習者支援ツール(特にe-learning環境を対象としたもの)については、これまで多くの研究が行われ、教育効果測定も行われていますが、翻ってこのような教育工具そのものの評価方法は定まっているとは言えません。こうした現状をどう打開するかについても、本研究会で検討できればと考えます。

今後、関西を中心に年4回程度の研究会活動を計画しておりますが、まずはこのキックオフミーティングに多数のご参加をいただけることを期待しております。

活動計画
・これまで「一匹狼」状態で活動してきた開発者の横のつながりを作り、お互いに切磋琢磨していける環境づくりを目指す。
・最初の数回は参加者がこれまで開発したツールの紹介を中心に、開発者・実践者の目線で見たツールの改良案について意見交換する。
・開発者は教育実践ツールの開発経験の有無を問わない。また、研究目的でスクリプトを書いたり、HTML でWeb ページを書いたりした経験があり、教育工学領域での応用に関心がある方々の参加も歓迎する。

活動目標
・研究会で議論した内容などをまとめ、参加者の連名で論文または学会シンポジウムで発表する。
・研究会メンバーで科研や外部資金などに応募する。
・研究会メンバーで研究報告集を作り、電子書籍として発行(販売?)する。
・研究会メンバーでソフトウェアやアプリ類を開発し、配布(販売?)する。

キックオフミーティング(第1回研究会)プログラム
14:00〜14:15 参加者の自己紹介
14:15〜14:30 趣旨説明(神谷)
14:30〜15:00 意見交換
15:00〜16:30 開発者によるショーケース形式での発表(途中休憩あり)
(スライド教材作成ツール、iPad 対応中国語学習用ツール、コーパス関連ツール、電子書籍等の発表を予定しています。発表の飛び入り参加も歓迎します。)
16:30〜17:00 今後の活動計画等について

ショーケース形式での発表について
・開発経験のある方々が外国語教育・研究関係でこれまで開発した自慢のシステム・電子教材・ソフト・アプリ・ツール類を1 人ずつ発表。発表者の事前準備は動作するようにしておくだけでかまいません。配布資料等の準備は不要です。(配布も可)ネットワーク、プロジェクタ、資料提示装置(書画カメラ)の利用ができます。
・1件につきディスカッションを含め15 分程度。5〜10 分でプレゼン、残りの時間で質疑応答と開発者コメント。
・発表者は以下の観点を盛り込んでください。(アドリブでかまいません。)
 — 何ができるのか
 — 誰が使うのか(教員が使う、学生が使う)
 — 想定しているユーザーは?使いやすさは?(マニアのみ、素人も可…)
 — どこで使うのか(普通教室で使う、CALL教室で使う、モバイル環境で使う、家庭で使う)
 — どのようなデバイスを利用するか(パソコン、モバイル)
 — どのように作ったか(プログラミング言語、開発環境、動作環境など)
 — どのぐらいかかったか(どのぐらい複雑か)
 — どのへんで工夫したか
 — 何か困っていること
 — 今後、どのように発展できそうか、追加したい機能

・ディスカッションでは次のような議論を歓迎します。
 — 発表された内容について、自分の担当する授業で実際に使ってみたいか、使える場面がありそうか、どんなことができそうか
 — こんなことはできないか、開発者が見落としている使い方や機能拡張の方向性はないか
 — ディスカッション内容に基づく新しい開発は実現可能か
 — ディスカッション内容に基づく実践利用は有益か
 — ディスカッション内容から新しい拡張可能性が生まれるか

会場案内
大阪市旭区大宮5-16-1 大阪工業大学(大宮キャンパス)

会場へのアクセス http://www.oit.ac.jp/japanese/access/img/oit_access.pdf

バス利用の場合:大阪駅前から市バス34 号系統守口車庫前行き(赤2番のりば)
http://kensaku.kotsu.city.osaka.lg.jp/bus/dia/jikoku/jikoku034495.html
「中宮」(大阪工大前)まで約20分

下車後、高架に沿って左手に進むと徒歩2分ほどで正門前に出ます。正門をくぐって左の1号館の中央のエレベーターで10階へ、フロア中央に研究会場の神谷講師室があります。(会場変更の場合は事前にお知らせします)

その他の経路(上記アクセスマップをご利用ください)
地下鉄 千林大宮(谷町線)または太子橋今市(谷町線・今里筋線)から徒歩12分
京阪 千林から徒歩20分